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野分の季節

 投稿者:龍3  投稿日:2004年10月20日(水)10時53分17秒
  すっかり秋めいてきた中、ひとつ歌が出来たので・・・

 寂しさは 夜半の寝覚めに夢と知る 愛しき人との淡き逢瀬が

しかし、台風襲来に秋の風情どころではないな・・・今度近づいているのは「トカゲ」だと。もっと、何とかならぬか、その名前(苦笑)
 


Re:秋来ぬと・・・ 

 投稿者:ニコポンスキー  投稿日:2004年 9月 8日(水)23時34分23秒
  >ニコポンさんの書き込みを読むと、想いは時をかけて行きます、ありがとう。光秀や信長の句も素敵ですな。古雅でSFっぽくて、なんか光瀬龍の作品を思い出したりします。

拙文を気に入って頂きまして有り難うございます。
信長の歌は渡辺白泉の名句、“戦争が廊下の奥に立っていた”のパクリです。
大陸での戦争も終わらぬうちに英米との戦争に雪崩れてゆく当時の日本の神経症めいた時代相が、本能寺の変へ至る光秀の神経症めく不安感と何となく自分の中でオーバーラップしました。

光秀の歌には劇団新幹線の『星の忍者』の印象が色濃く投影されているかもしれません。
故郷の星での戦に一敗地にまみれ、庇い合うようにして地球まで逃れてきた恋人同士が、戦国時代の日本で敵味方に分かれて戦うストーリー(そこに光秀も絡んでくる)ですが、グノーシス神話をベースにした熱く感動的な悲恋の物語でした。ご明察の通り、まさにSFです。
 
光瀬龍の作品はほとんど読んだ記憶がありません。(幾つかの短編と萩尾望都のマンガ版『百億の昼と千億の夜』は読みました。そう云えば萩尾版“阿修羅王”のミーハー的なファンでした。昔から戦闘美少女には萌える性分です)
 

秋来ぬと・・・

 投稿者:龍3  投稿日:2004年 9月 7日(火)23時35分45秒
  物思う秋が来たけれど、地震やら台風やらがどっと襲来してきていて、ロマンチックな想いに浸るどころではないですな。
でも、ニコポンさんの書き込みを読むと、想いは時をかけて行きます、ありがとう。
光秀や信長の句も素敵ですな。古雅でSFっぽくて、なんか光瀬龍の作品を思い出したりします。

miyamoさんが六小夜サイトに参入された頃のこと、よく覚えておりますよ・・・というか、そんなに昔ではないはずなのに、なにかとてつもなく懐かしくなってしまっているのはなぜだろう・・・

ニコポンさんの、「我が告白も消えゆきしかな」
miyamoさんの、「風に抱かれて見送った・・・あなたの背中」
その言の葉の響きに、風の彼方に消えた、高貴な香りが、蘇ってくるような気がします。

http://ryu3.cocolog-nifty.com/

 
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ネタがないので旧作改訂

 投稿者:ニコポンスキー  投稿日:2004年 9月 4日(土)01時20分38秒
  改訂版『風立ちぬ―あらかじめ失われた恋人たち―』

 あらかじめ失われた恋人よ、一度もやって来たことのない人よ――リルケ


 
――その匂いを嗅ぐと、ふいにノスタルジックな情感が胸奥に湧きたって、何とも云えない懐かしさに心をとらえられると云うような経験をした事はありませんか――

 下校の途上、十月の透徹とした風の吹き渡ってゆく土手を歩きながら転校生の芳山和子はふいにそんな事を訊いてきた。
「そうだなぁ。あたしにも何かそんな香りの記憶がありそうだけど……。すぐには思い出せないなぁ」
 花宮雅子はこの美しい転校生の質問の意図をはかりかねて当たり障りなく応えた。
 秋の日は短く、陽は足早に散佚するように昏れた。土手の上を迅けぬける川風がふたりの間をひんやりと掠めてゆく。落莫とした夕影は雅子の心にも和子の心にもひとしく仄かな憂いの翳りを落としていった。
「でも、こんな青い夕暮れ時には、あたしも何がなし自責の念に駆られる瞬間があるなぁ――」
 そう語る雅子の声はほとんど囁きのようだった。

「おーい、まぁっ!」

 背後から突然、弾むような少年の声が揚がった。雅子と和子が同時に振り返る。隣のクラスの唐沢由紀夫が見知らぬ男子生徒と一緒に河川敷の方から駆け上がって来るのが見えた。
 由紀夫は息をきらせながら、「今日俺のクラスに転校してきた深町一夫」と連れの少年を紹介した。
 紹介された少年は端正な貌に何の表情もうかべず、「深町です、よろしく」と云ったきり、黙り込んだ。
 快活なユキに比べ、深町と名乗るその転校生は何処か沈んでいるなと雅子は思った。
「あたしは花宮雅子、通称まぁ。こちらの美少女は先週うちのクラスに転校してきた芳山和子さん」
 しかし紹介されたふたりの転校生は、貌を見合わせたとたん、凍ったように立ちつくした。

 四人の周りにふいに蒼い風が立った。
 しばしの静謐があたりを包んだ。

 一瞬、鼻腔の奧に、甘いラベンダーの香りが薫ったように感じて、和子はハっとした。
 ――そうだ、この匂い――
 薄暮に染まった風景のなかで、芳山和子は遠い昔に失った大切な想い出が、今、鮮やかに立ち返ってこようとしている不思議な予感を感じて、凝っと深町の貌を覗きこんだ。

 ――ゆっくりと、失われていた遠い日の想い出が、優しく、慎み深い眼差しを向けて、今、あたしの胸に立ち返ってこようとしている……君だったの?……いつかあたしが祈るような願いを込めて、自分の魂をその人の魂と同じ高みにまで引き上げたいと切望していた、遠い遠い想い出の中で待っていた人は――
      
 立ちつくす和子と深町を眺めながら、由紀夫は心のなかで――今、見知らぬ運命と運命が邂逅したんだ――と思った。そして雅子に目配せを送ると、和子と深町を残したまま、ふたりで深い夕暮れの中へ歩み出した。

 音もなく時が流れ、いつか、残照の最後の輝きに焦がされた空が、ひそやかな夜色の気配をたゆたわせ始めた。

     
 〜FIN〜 

【自作解題】
既視感を誘う風景の中で、一切の出来事は嘗て自分が経験した遠い日の記憶だ。
今此処にいるこの私は過去の私によって夢見られた淡い夢想のようにおぼろげで、未来の私が回想する悔い多き人生の軌跡のように儚い。
眼前にいる最も近しい私の半身――最愛の恋人でさえ、夢の中で想起された美しい仮像のように遠いのだ。
恋人たちは常に不在であり、ただ恋の思い出だけが朽ちることなく、永遠に此処に存在している……
“嘗て在り、今在り、未来に在るもの”――ザイスの学徒 
“地上とは思い出ならずや”――足穂
“哲学とは郷愁である”――ノヴァーリス

……かくの如き甘美な妄想をもとに綴られた、リルケ風の一編。
 
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私のきっかけは・・・

 投稿者:miyamo  投稿日:2004年 8月23日(月)20時36分33秒
  >以降はお気軽にニコポンとお呼び下さい
では、遠慮なく・・・

>ニコポン様
>自分がこのドラマを見出したきっかけでも
私の場合は、ホントに偶然。暇で暇でDVDでも見ようとケーズデンキ水戸店へ(店内に本屋やCD・DVDコーナーがあるのです)。とこに何が見たいってわけでもなくいろいろと物色していたところ、「六番目の小夜子第一集 謎の転校生」が置いてあって、う〜ん、トイレの花子さんみたいなホラーかなと思い、一度は手にしたのだがその日はパス。次の週に行ったときにもまだ売れてなくて、まあどうせ暇つぶしつまらなくてもいいかと購入して鑑賞。見終わったときには虜になっておりました。それが2002年の11月頃。まさに運命の出会い。もしあの時手にしていなかったら、今の自分はなかった(大袈裟)と思います。そしてネット上でいろいろな方に巡り会うことも・・・。
タイミング的には2003年の1月に再放送があり、エアジンさんのところも盛り上がっていて、いいタイミングで出会ったかなと思っております。

 
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Re:もうすぐ秋

 投稿者:ニコポンスキー  投稿日:2004年 8月23日(月)02時34分2秒
  お久しぶりです、miyamoさま。
以降はお気軽にニコポンとお呼び下さい(長たらしいHNをつけてしまって心苦しい限りです)。

>舞う落ち葉 風に抱かれて見送った 遠くに見える あなたの背中

句など詠んだことはありませんが、初チャレンジということでこんなところでお許しいただけるでしょうか?

もちろんです!皇族であろうが、名もなき防人や庶民であろうが、歌の前では平等と云うのが万葉以来のこの国の精神ですから。死に臨んで、辞世の句や歌を最後に言霊として残してゆくと云う美しい伝統も、このまま廃れさせるのは惜しいと存じます。miyamoさま、お互い生涯の最後の一句を詠み終える瞬間まで、続けましょう。

閑話休題、「六小夜」について書きたいんだけどネタがないんだよね。取り敢えず、自分がこのドラマを見出したきっかけでも書きます。
最初は、今はなき新潮ファンタジー文庫で読んで、その時はまあ面白かったくらいの印象しかなくて、内容も大筋以外はすぐに忘れたんだよね。
数年後、TV雑誌の新番組紹介欄で、教育テレビでドラマ化されるっていう小さな囲み記事を見つけて、「あっ、あれか」って思い出して、そういえば文化祭の劇のシーンが面白かったけど、どう映像化するんだろう?と興味をひかれて、取り敢えず見ることに決めました。その時は、ドラマの出来に関してはまったく期待していなかったね。その囲み記事に、玲と沙世子が靴箱から顔を覗かせているちっちゃな可愛い白黒の写真が載っていて、「アイドルを使ったお子さまランチみたいなもんだろうな」という印象を持ったくらい。記事の中では沙世子を沙代子と誤記していた事は今も覚えている。
結局、プレマップも一度も見なかったし、「ドラマ愛の詩」という番組の知識もなく、このドラマ自体の情報はほぼ白紙、期待値ゼロの状態で初回に臨んだ。見終わった後は、ただ己の不明を恥じるのみでした。その後、山田孝之や松本まりか嬢がこんなに人気者になるとも思っていなくて、これも不明。
 
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もうすぐ秋

 投稿者:miyamo  投稿日:2004年 8月22日(日)20時43分39秒
  初めまして次元ジプシー改めニコポンスキー様。そしてお久しぶりでございます。

舞う落ち葉 風に抱かれて見送った 遠くに見える あなたの背中

句など詠んだことはありませんが、初チャレンジということでこんなところでお許しいただけるでしょうか?
 
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近過去の思い出もドラマです

 投稿者:ニコポンスキー  投稿日:2004年 8月20日(金)21時32分56秒
  龍3どの、思わず下の句をつけてしまいました。
ごめんなさい。

○風たちぬ はかなき想い 散らすごと 忘れ去さられし 理科室の恋
○風たちぬ はかなき想い 散らすごと あの放課後も 遠ざかりけり
○風たちぬ はかなき想い 散らすごと 少年の恋も 消えゆきしかな
○風たちぬ はかなき想い 散らすごと 君が少女期も 過ぎゆきしかな
○風たちぬ はかなき想い 散らすごと わが告白も 消えゆきしかな 

連句を詠んでいると、「国盗り物語」の愛宕山百韻のシーンが脳裡をよぎります。光秀の心情はいかばかりであったでしょうか。
“信長が 廊下の奧に 立っている 天正十年 旧暦皐月”
“光秀も 花一輪の 青さ持ち 遠い星から 流されきたる”
 
月日が経つのは早いもので、ナイトキャップ代わりに「六小夜短歌」を作くり始めて、小生のインチキ歌歴もハヤ三年になりました。これからは年寄りのたしなみとして、少しは技量を磨きながら、納得のいく辞世の句が詠めるまで励みたいと思っております。
 
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買いましたとも

 投稿者:龍3  投稿日:2004年 8月20日(金)02時10分51秒
  では、ニコポンどの。
>角川文庫から出てたフィルムストーリーみたいなやつ
もちろんそれも、つうか、「時かけ」と原田知世ちゃんにまつわるものはすべて蒐集しようと駆けずり回っておったのです・・・あの夏は(完全にノスタル爺と化す)

”風たちぬ はかなき想い 散らすごと”
 
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でも、まだ暑い

 投稿者:ニコポンスキー  投稿日:2004年 8月19日(木)01時58分49秒
  ご無沙汰しておりました、龍3どの!
小生、気分を一新すべく、HNを変えてみました。
またも長ったらしい名前で恐縮ですが、どうかニコポンとでも略してお呼び下さい(all)。

>写真集ももちろん買いましたとも(^^)
いや〜、やっぱり当時としてはみんな買いますよねェ、同志。
角川文庫から出てたフィルムストーリーみたいなやつも買いませんでした?あっ、しつこいですね、ドーモすいません(林家三平風←一応、おち)。

“縹渺と 墓標の如き 八雲かな”
“幽明の 空に湧き勃つ 群雲の 鎮まりがたき 終戦記念日”
 
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